メニューの名称が「マダイ」になっているときは、ウィリーシャクリをやらずマダイだけにターゲットを絞った釣り方をします。なぜかと言いますと、型のいいマダイを釣りたければ、ウィリーシャクリでタナを上げない方が確率が高まるからです。
竿は胴調子の鯛竿で、リールは小型〜中型の電動リールを推奨。(手返しを良くするため)
100メートル以深を狙うことはないので、もちろん手巻きでもかまいません。
※ちなみに竿を2本以上出しての釣りは禁止です。
サニービシFL80号もしくはステンカン80号。
※特にダイワのシャベルビシは他の物より大きく、潮の影響を受けやすいのでオマツリの原因になっています。また、サニービシのLサイズ(φ53×95mm)も潮の影響を受けやすいので、オマツリを避けるためFLサイズ(φ42×90mm)を推奨いたします。
ラインはPE3号が標準。最近は4号を使っている人がオマツリの原因になっています。是非3号に交換してください。
1.下の潮に合わせて船を流しているので、ハリスはほぼまっすぐ下に垂れていると考えて間違いない。
2.コマセを振ってタナを合わせた直後にズドンというパターンが8割だ。他の人が2回下ろす間に、5回下ろすぐらいの気持ちで手返しよく。
3.マダイ船は根の天辺を流しているわけではない。根の周りの平らなところを流している。(初心者はこれがわかってない)流しているうちに1メートルぐらいの高低差はあるが、ほとんど平らなところを流していると考えてよい。ウィリーシャクリの場合は半分根にのせるぐらいの感覚で流しているが、マダイ船は根にのせないのだ。
4.アマダイなどが釣れたら、タナが低すぎる。ハリスが真っ直ぐ伸びていることをイメージしてやってほしい。
5.ハリスは長く細い方がいい。標準はハリス3号、6メートル。
6.ハリも小さくて軽いものの方が良い。ハリはグレバリで小さめ、または金龍マダイ。軸の長いマダイ針はテコの原理で外れることが多い。また、ヒネリの入ったカイズ針だと上げ下げしているうちにハリスにヨレがかかってしまうので、ヒネリが入っていないものを使う。
ハリス6メートル、タナが底から2メートルとする。
● 着底後、まず2メートル上げてコマセを振る。
● 4メートルでコマセを振る。
● ハリスはコマセの帯の中に隠れている。
● 8メートルまで上げて、20秒待ってダメなら電動で素早く巻き上げる。
● 以後上記の動作を繰り返す。
● そして、魚が掛かったら手巻きでファイト!
但し、場所や状況によっては水面からの指示棚でやる場合がありますので、カウンター付きリールをオススメします。
この場合は、ビシ棚がハリス分プラス2-4mになります。
「やっぱり、釣る人は休んでないよ。いつ見ても必ず動いてる。竿掛けにロッドを据えたまま長時間待ってても釣れないんだ」
「でも、ノンビリしたいお客さんもいるから俺は口出ししない。もちろん、聞きに来たお客さんにはアドバイスするけどね」
「もう一度言うけど、コマセを振ってタナを合わせた直後にズドンというパターンがほとんどだよ」
船長の言う通りやったらこれだよ。やっぱり休んでちゃダメだね。